式前の作法・マナー

葬儀社の選び方 注目すべきポイントと流れ

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今回は葬儀社の選び方についてご紹介します。
折込広告やテレビCM、インターネットで様々な葬儀社を目にすることが
あると思いますが、一体どの葬儀社を選べば良いのでしょうか?
やり直しの効かないお葬式で失敗しないためにも、一緒に見ていきましょう。

大きな違い 葬儀社とポータルサイト

今よく見る葬儀に関する会社には、大きく分けて2つの会社の形態があります。
これをまずは知っておく必要があります。
1つは通常の葬儀社、2つ目は葬儀社を紹介するポータルサイトを運営する会社です。ポータルサイトを運営する会社には大きな特徴があり、例えば超格安の金額等を提示して多くの集客やアクセスを狙い、受注したら他の葬儀社に振るというビジネスモデルです。
ポイントとしては

・自社で葬儀をしているわけではないこと、
・注目されるような文言や内容で引き付けて、その条件で他の葬儀社に施行させている
・どの葬儀社に振られるかは、ポータルサイト運営会社次第のことがある

があります。
ですからインターネットで見るような格安サイトには、このようなカラクリがあることを考慮し、しっかりと吟味することが大切です。

客観的な指標

インターネットで「葬儀」と検索すると、どこの誰が作ったかも分からない「葬儀社ランキング」のページが堂々とあり、ランキング上位には不自然にも大手の葬儀社が並んでいます。ネット上には、主観的で有利な情報を資金力や物量に任せて、さも客観的であるかのように掲載されていることもあります。なので、本当に客観的な葬儀社の評価を知ることが大切です。
例えば、

・実際にその葬儀社で施行した知り合いに感想を聞く
・直筆で名前も入ったお客様の声などの内容を確認する
・JECIA(葬儀社格付け機関)、葬祭サービス安心度調査、一級葬祭ディレクターなど、外部評価や資格を参考にする
・Google Mapなど、客観的な口コミを確認する

これらから、ご自身に合った葬儀社をピックアップしましょう。

初コンタクト・資料請求

ある程度の葬儀社が決まったら、資料請求をするのがお勧めです。
その理由は、

・資料を見れば、その葬儀社の詳細が分かる
・資料請求の対応を見れば、その葬儀社の対応力が分かる

などがあります。
その資料は作業的に送られたものなのか、お客様を気遣って送られたものなのか、文章はテンプレートの添書きなのか、手書きのお手紙が入っているか、ただ資料が送られてきただけなのか、分かりやすいように付箋などが貼ってあるかなど、資料請求1つで分かる事が沢山あります。資料請求はその葬儀社とやり取りを行う初コンタクトです。まずはこの段階で、葬儀社を見極めましょう。

事前相談、式場見学

そして何より大切なのが、実際にその葬儀社に行ってみて、その葬儀社の人に会ってみることが大切です。実際に見ることで、印象や雰囲気、社風などが分かります。式場に入ってみることで初めて分かる事もあり、ご自身の想定している葬儀にあったホールの大きさや規模感であることも確かめましょう。
会員制度がある葬儀社では、入会しておくことで、もしもの時は会員価格で費用を抑えることができます。葬儀社の会員制度は基本的に事前入会が原則ですので、葬儀社が決まりましたら入会までは進めておきましょう。

事前見積もり

最後にやっておくべきことが、事前見積もりです。広告に載っている目を引くようなプランの金額で、実際に施行できるとは限りません。葬儀社によってプランの定義が違うため、必要なものが後々オプションで追加され、終わってみたら広告で見た金額の倍以上になってしまったという事例もあるようです。その点、事前に見積を取ることで「こんなはずじゃなかった」ということを事前に防ぐことができます。
この段階でも迷っている葬儀社が数社あるなら、「相見積もり」という形で比較検討するとさらに確実になります。

いかがだったでしょうか。
葬儀社はなかなか知る機会や接する機会がないことから、その中から選ぶというのは至難です。葬儀を知らない人に向けた、目を引くためだけの広告に騙されずに今回のように筋道立てて比較検討していくことが大切です。

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  • この記事を書いた人
蜷川 顕太郎

蜷川 顕太郎

最後の刻も故人様らしく迎えられるように全身全霊を尽くします。

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