白木祭壇とは?

日本における代表的な祭壇です。皇室の方々の葬儀や神式での葬儀で白木を用いていたため、白木祭壇が世間に広まったと言われています。
また白木は、新生や清浄を表す「白」を用いた木材であることと、塗り物がしてあると「用意していた」と思われてしまうことから、急な不幸により急いで用意したと見られる木材として使用され始めたと言われています。

また、白木祭壇でも2つのタイプに分かれています。
まず1つ目が、雛壇になっているものです。
こちらはお寺を外側から表しており、雛壇がお寺の本堂へあがる階段を模しています。
2つ目が『須弥壇(しゅみだん)』といい、仏教の世界で最も高い位置にあるとされる『須弥山(しゅみせん)』をかたどった仏像や本尊を祀るお寺の本堂内を模したものがあります。
どちらもお寺を表していますが、外側・中側の違いです。
また名古屋では立派な祭壇だと、大きくなるのではなく、素材が白木から寺院の本堂などに使用される格調高い木材の(けやき)に変わる文化があります。

白木祭壇の特徴

輿(こし)
祭壇の1番上にお寺の本堂を模した形の箇所がありますが、正式には柩を納める輿を表しています。
霊柩車が普及する以前は、輿に柩を納めた後 火葬場まで葬列を組み、野辺の送りをしていました。
この名残りで白木祭壇の最上部には輿を飾ります。

六灯(ろくとう)
『ろくちょう』とも読みます。
葬儀場へ案内をするために街角に六つの提灯を灯し、案内をした名残りです。
また、六道(死後、六道輪廻をする考え)から六つの灯りを飾るようになりました。

四華花(しかばな)
お釈迦様が入滅(ご逝去)された際に沙羅双樹の花が悲しみで紫から白に変わったと言われ、その沙羅双樹を模したものが四華花です。
親族が葬列を組む際に持つ、柩の四隅に置くなどしました。
地域や宗旨宗派により『死華花』などに書き方が変わることや、色が異なることがあります。

須弥壇(しゅみだん)
須弥山(しゅみせん)という仏教世界の中央に位置する山に由来する、仏像や本尊を安置するために設けられた祭壇です。

西田葬儀社の白木祭壇

西田葬儀社では従来の白木祭壇から、格調高い本格的な欅祭壇まで、各式場に合わせてご用意しております。
またメモリアルハウス平子 桜花では、白木祭壇では非常に大型となる12尺白木祭壇を用意しております。

葬儀担当者からの
ワンポイントアドバイス

祭壇は、葬祭業 各社が保有しておりますが、同じ白木祭壇はほとんどありません。
大きさも3尺の小型な祭壇もあれば、12尺の大型の祭壇もあります。
木材の厚みや彫刻の深さなどで高級感も全く異なりますので、一度展示会などで見ていただくことをお勧め致します。 1級葬祭ディレクター
 西田祐規

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