式中の作法・マナー

ご葬儀を途中退席するのはNG?やむを得ず退席をする場合の対応方法とは

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突然の訃報で「仕事の合間を利用してお線香だけでも……」と式場に行ったものの、どうしても仕事の都合上戻らなくてはならず、最後まで参列できないこともあります。
このような時、お葬式を途中で抜け出すことはマナー違反なのでしょうか?
今回は途中退席について解説していきます。

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途中退席はマナー違反?

「お葬式を途中で退席するなんて……」と憚ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、途中退席そのものはマナー違反ではありません。
ただ故人やご遺族に対し、失礼のないように振舞う必要があります。
そこで今回は、途中退席する際に配慮すべき3つのポイントをご紹介していきます。

あらかじめ退席することを伝えておく

まず、あらかじめご遺族に途中で退席することを伝えます。
その旨の伝え方としては「仕事の都合の為」や「家庭の用事があって」と簡単で構いません。
子連れで参列する時、子どもの具合によって退席することが予想される場合も同様です。
万が一ご遺族の方々が忙しそうな場合には無理して報告せず、会場スタッフや受付の方に伝える形でも大丈夫です。

着席は出口側の席へ

着席の際は出口側に座るように心がけ、退席する際は静かに退席します。
事前に会場スタッフに伝えておけば案内を受けられることもありますので、その場合にはスタッフの指示に従います。
何も案内がない場合でも、出口側に座っておけば速やかに退席することができます。
ご葬儀中は厳粛な雰囲気で進行しますので、周りの方と話すことなく頭を下げ、静かに退席することを心がけましょう。

団体・グループで退席する時は

複数人で退席する際には、個別で退席することを心がけます。
一斉に退席してしまうと雰囲気を崩しかねませんので、1人ずつ時間を置いて退席しましょう。
退席するタイミングとしましては、会葬者が席を移動する機会があるときに退席するのが望ましいです。
仏教ではお焼香、キリスト教では献花の儀式が済んだタイミングで退席すると、より自然に退席することができます。

まとめ

以上、途中退席について気をつけるべきポイントでした。

多忙の最中に大切な方の別れが訪れ、最後にどうしても、少しでもお別れの挨拶をしたいという場面があります。
しかしながら式中に席を立つ行為は、どれほど気をつけてもある程度は雰囲気を損なってしまうものです。
あまりにも忙しい場合には周りに迷惑かけないように、あえて参列しないことも視野に入れましょう。
(ご葬儀後、改めてご挨拶に伺い、お線香を上げることもできます)
やむを得ず途中退席する場合は自分中心で行動せず、ご遺族の方々への配慮が大切です。

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  • この記事を書いた人
蜷川 顕太郎

蜷川 顕太郎

最後の刻も故人様らしく迎えられるように全身全霊を尽くします。

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