社員ブログ

名古屋の葬儀担当者の触れた物語 13

西田葬儀社の浅井です。

通常私達の仕事のご依頼は会社に連絡がきて、受注となります。
お悔やみを申し上げ、心穏やかでいられないご家族に今後の流れをゆっくりとお伝えし、、、
と繋がっていきます。

通常というからには他のご依頼の形もあります。今回はそんな話。

直接電話がかかってくることがあります。
知人であったり。この仕事を通じてのご縁であったり。
経験上思い返すと、一周忌の相談かな、とか。自宅飾りの祭壇の引き取りかな。とか、葬儀の相談の紹介かな?とかもあります。
なにしろ予期せぬ、もちろん予期などできるものではないのですが、そんなお仕事もあります。

私の上司のもとに一本の電話が入りました。
ご家族を急に亡くされた古くからのお知り合いのご依頼。

不謹慎と思わないでいただきたいのですが、素直に私は羨ましかったです。
大切な人を亡くした時。誰しもが「葬儀」と考え葬儀社に連絡する流れの中、
葬儀社の電話番号ではなく、一個人としての担当者に連絡を頂ける。 
こんな信頼はそうそうはありません。思い返せばその方は以前より、
その上司を事あるごとに頼っていらした。
たかだか電話一本。会社にかけても、個人にかけてもおおよその流れは変わりません。
それでもこんなに信頼の深さを感じることはないと思います。

ご縁あり、ほんの少しそのご葬儀のお手伝いをする機会を頂けました。
そこには、普段の日常会話を交わす上司とお知り合いの方が見えました。
葬儀という不安募る非日常において、日常のように言葉を交わすことができるようにする信頼こそ
葬儀担当者としての本懐のひとつと思います。

これもまさに、葬儀担当者冥利につきる。そう思います。

  • この記事を書いた人
浅井 真人

浅井 真人

一番大切な人とのお別れを、自信をもって満足していただくお手伝いさせて頂きます。

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