社員ブログ

名古屋の葬儀担当者の触れた物語 8

西田葬儀社の浅井です。

先日、名古屋の名刹、八事山興正寺さんでイベントを行いました。
過去にご葬儀のご縁をいただいた方にもお会いでき、当時の風景やお言葉が思い浮かばれます。
お葬式の事ではないんですけどね。

喪主たるその方にはお子さんが二人いました。
年齢や、なにをしているか突っ込んでは聴けない私達の仕事。

お兄ちゃんがしっかりしている。葬儀中、関わる食事についての手配で
お勤め先に気遣いをいただきました。
喪主さんとの会話の流れでふと聴いてみます。おいくつなんですか?
まだ大学生と言われて、葬儀担当者の仮面が剥がれます。マジすか?
物腰から話し方、社会に出て数年は経っている風格。凄いなと思いました。

妹ちゃんはまだあどけなさをのこしているものの、
さらに驚かされました。
火葬場にて、荼毘に付される故人様を見て喪主さんや、ご家族にケロリと言ったそうです。確かこんなお言葉。
みんななんで泣いているの?
泣いているってことは、生きているときにああしておけばよかったとか、
こんなことを言っておけば良かったって後悔しているからでしょ?
一生懸命一緒にいたから、私は全く泣けないよ。

脚色したかもしれませんがこんな言葉。
マジすか?ともう一度。

私も立場は違えど二児の父。子育てのなんたるかを尋ねました。
信じて、見守る事。
子どもが可愛くて、心配だから注意してしまう。声を掛けてしまう。
けれど、それでは自分で考えることも知らないし、
痛みも知らずに大きくなってしまう。

可愛い子には旅をさせろ。と言いますが、どこまで旅立たせるものなんですかね。
共育とは良くいったものです。

  • この記事を書いた人
浅井 真人

浅井 真人

一番大切な人とのお別れを、自信をもって満足していただくお手伝いさせて頂きます。

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