名古屋の葬儀担当者の触れた何某17

西田葬儀社の浅井です。
習慣という言葉があります。最近ですと意味合いがずれるかもしれませんがルーティーンなどとも言います。
鈴の音のパブロフの犬もいわば習慣づけ。皆さんにも習慣とよべるものがあると思います。
私にも、ささやかな習慣があり、毎朝、とまでは言いませんが翼を授けてもらっています。
そうです、あの赤い牛の。体調崩してからは控えているんですけどね。

今日は習慣の話。と思わせて、「気休め」の話をしましょう。
赤い牛を飲んでいる意味は、別に空が飛びたいわけではないのですが、いわゆる「気休め」だったりします。
毎日の仕事にまっすぐに取り組むため、集中するため、自分に気休めです。
頑張って。と人は言います。
いってらっしゃい。の後に気をつけてね。と人は言います。
何気なく、人は声を掛けます。
私は気休めが好きです。たかが気休めと言われるかもしれません。
しかし、人生はなんだかんだで困難で。
人は、自分で精一杯で。なのに、精一杯の中で他人を気遣ったり、
心のほんの少しのやすらぎや、休憩場所をささやかにつくることは、見ていて励まされます。
「気休めは大事だよ。その場限りの安心感が人を救うこともある」と言っている人がいたりします。

時に私は、仕事中に気休めにしかならない事をお客様に言うときがあります。
大抵は届いていないのかもしれませんが、いつかどなたかの心に引っ掛かればいいなと思います。


今回は伊坂幸太郎さんの作品の中でも一番好きな「重力ピエロ」よりです。

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