名古屋の葬儀担当者の触れた物語 4

西田葬儀社の浅井です。

先日お手伝いさせていただいたご葬儀のお話。
八事の名刹で送らせていただいた故人様は、以前は会社を経営されていて
趣味も多彩。思慮も深く、多くの人に慕われていることが、お迎えにあがった最初から
葬儀の施行中も随所に感じられる方でした。

私は基本的には、葬儀に演出を求める担当者ではありませんが、希望を感じ取れたら
その人らしい、唯一の送り方を考えたりもします。
書画等の作品展示。ご夫婦で作成された作品を並べた式場は
趣味のゴルフを彩った祭壇と調和して、まさしく世界に二つとない表現となりました。

自己満足でなければいいな。と思います。
こう飾ったら素敵だろうな。とか、あそこに展示すれば見映えがするだろうな。とか。
あれこれ私が考えても、心の底からご遺族が、参列者が納得して興味を持ってくれなければ意味がありません。

はりきった。といえばそうでしょう。比べれば、家族葬とはいえ質のいい内容でした。
お値打ちな葬儀とはいえません。ですが、なのではりきったというわけではありません。それが伝えたい。

私が、あれこれ思案し、準備し骨を折ったのは。唯一「頼って貰えたから」に尽きます。
最初、打合せ前にあれこれ説明した時から、あれこれと質問いただき、式の準備の時も始まる前も
そして、式中も。ご家族皆さんに頼って貰えてうれしかったので、十二分に手伝えました。
こんな私でも、必要としてもらえる。そんなことが冥利に尽きるものです。

最後にご自宅で、補佐のスタッフとともに謝辞をいただけたことは、
ただただ、葬儀担当者をしていてよかったと、心の底から思える瞬間でした。

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