【動画でわかる!】お淋し見舞いってなに?どういうものを持っていけばいいの?


皆さんはさびし見舞いというものをご存知でしょうか?

お淋し見舞いは愛知県や岐阜県など主に東海地方で見られる文化の一つです。
そのため、他の地域の方からすると初耳の言葉かもしれません。

今回はお淋し見舞いについて解説します。

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東海地方独特?お淋し見舞いってなに?

冒頭でも申し上げたとおり、お淋し見舞いは愛知県や岐阜県など東海地方に根付く葬祭文化の一つです。
なのでこの地域の方が他の地域のお通夜に参列した時にお淋し見舞いを持っていくと、逆に不思議がられることがあるかもしれません。
(ちなみに他の地域では同様のものを「通夜つや見舞みまい」と言うことがあります)

お淋し見舞いとは参列者が香典とは別に、お饅頭やお菓子などの品物を持って行くことです。
持っていったものは式場にて、御尊前にお供えします。

どんなものを選べばいいの?気をつけることは?

お通夜の時、お菓子や果物を送ることが一般的

お淋しという言葉には、お通夜が終わった後から翌朝までの長い夜、ご遺族が淋しくならないようにという想いが込められています。
よって贈るものとしては、軽く食べられるようなお菓子や果物が好まれます。
(ちなみに名古屋では火葬場での待ち時間に召し上がるケースが多くみられます)

また、あまり高級過ぎるもの贈るとかえってご遺族の精神的な負担になりかねませんので、3,000円前後の品物を選ぶようにするとちょうどいいでしょう。

お金やお線香などを包む場合もありますが、香典とは異なりお淋し見舞いには返礼の品物を用意することがないため、香典返しのようなものはもらえません。
その事情を考慮した上で贈るようにします。

用意する時に気をつけること

お淋し見舞いの大きな特徴として、故人様に向けたものではなく、ご遺族に向けたものであるということがあります。
つまりお通夜中のご遺族のためのものであるため、お淋し見舞いはお通夜の式が始まる前に持っていくようにします。

熨斗のしなどで表記する時には、現代で用いる寂しいという漢字を用いません。
昔ながらの文化であるため、という古い漢字を用いて御淋見舞いもしくは御淋見舞と書きましょう。

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