名古屋の葬儀担当者の触れた何某15

西田葬儀社の浅井です。

最近の風潮に沿った話ではないのであしからず。

人間は安心できる情報よりも、危険を煽る情報に、より反応するのだと思います。
多分、そのほうが長生きできる確率があがるんじゃないですかね、生き物としての本能みたいなものです。
明日は一日中晴れですよ、久しぶりに。とニュースで言われるより、
明日は記録的な大雪になります。と言われた方が記憶に残るものだと思います。当たり前かもしれませんが。

もっといえば。
楽しい話よりも恐ろしい話のほうが記憶に残りますし、
子どもの頃の記憶も、恥ずかしかったり、嫌だった思い出のほうが強く刻まれているもんじゃないですか。
私なんかはむしろ、それしか思い出せなかったりします(笑)

まだまだ憶測は続きます。
失敗や恐怖の経験は生き物として忘れてはいけない、ということからくるもんじゃないかと思うわけですよ。
弱点を改善するように意識づけるのは大切な事ですから。
だから

「大丈夫だよ」と言われるより、
「大丈夫そうに見えるけれど、実は危ない点もあるんだよ」と言われる方がより深刻に受け止めてくれるんじゃないでしょうか。

混乱をさけるようにリスクマネジメントはもちろん必要ですけど、
情報を受け取る側もそんなに阿保ではないんですよね。適切な情報のもと冷静に判断していきたいなと思います。
今回は(も?)抽象的な話ですいません。

抜粋は、伊坂幸太郎先生の「火星に住むつもりかい?」よりです。

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