名古屋の葬儀担当者の触れた何某6

西田葬儀社の浅井です。
86400という数字でピンとくる方はいますか?
誰もが数えてみた事があるとは思います。
これは、1日の秒数。60秒×60(一時間)×24=86,400

私たちは86400秒の区切りで1日1日を暮らしています。
人生の終焉に触れる事の多い職業柄、86400秒ごとの大切さを考えさせられる事が多くなりました。
何も考えずに過ごしても、駆けるように生きても、その86400秒は同様に過ぎていきます。
何もないなと、毎日がスタンプを押したように同じ事の繰り返しだと思うのではなく、一生懸命、思い、動き、実りある86400秒を積み重ねていきたいと思います。

かりゆし58という沖縄出身のバンドが好きです。実家のオカンも聞いているらしいです。
こんな歌詞。

「もうすぐ今日が終わる。やり残した事はないかい?
 親友と語り合ったかい?燃えるような恋をしたかい?
 一生忘れないような出来事に出会えたかい?
 またすぐ明日に変わる。忘れてしまっていないかい?残された日々の短さ、過ぎ行く刻の速さを。
 一生なんて一瞬さ、命を燃やしているかい?かけがえのない時間を胸に、刻みこんだかい?」

なにも無いな、と思うのか。無事終われてよかったな、と思わせてもらえるのか。
明日はきっといいことがある、と思えるのか。
どのように生きても86,400秒は同じく過ぎていきます。
やがて終焉を意識するときに、やりきったな。と思えますか?
他に替えのきかない、たった一人自分だけの人生を。

  • B!