名古屋の葬儀担当者が触れた物語169

浅井真人

[カテゴリー:スタッフ日記 ] | 2018年02月08日

西田葬儀社の浅井です。

 

先日、仕事が終わって自宅に帰った時。

こたつに入って一息つくと、二枚のおりがみが目につきます。

そこにはたどたどしい文字で誰にあてたでもない文章が綴られていました。

家内は当然に綺麗な字を書きます。3歳の男の子は字を書くこともままならない。

俺か?!確かに拙い字。いやそんなわけない。

8歳の女の子が書いたものだと行き着きます。

 

彼女の文章はおおまかに訳しますと

「人は、ママは、私はいつ死ぬのだろう。

ふとした時にそのことを考えるとこわくてしょうがない。

お願いだから助けてほしい!」

といったものです。

齢8歳にしてその死生観にたどり着くとは、末恐ろしいと思いながらも感動しました。

そして、そこに明確な答えを8歳に伝えられない自分の未熟さにも落胆します。

やっと絞りだした答えにならない答え。

「人がいつ死ぬかは誰にもわからないんだ。

だからこそ、明日もしものことがあっても後悔しないように今を一生懸命に生きることが大事なんだよ。

明日もしものことがあるからといって生き方を変えるようでは後悔することになる。

だから今できることを精一杯やりなさい」

と、月並みなことしか伝えられませんでした。

賢い彼女でも半分も伝わらなかったかもしれないし、不安はぬぐえなかったかもしれません。

もっと大きくなったらもう一度話してあげようと思います。

彼女はきっと命を大切にする人になってくれると思います。

なぜって?葬儀屋の血でしょうね。

 

伊坂幸太郎氏の言葉を思います。

「お前の生き方は何年生きるための生き方なんだ?明日世界が終わるとしてお前は生き方を変えるのか」

明日世界が終ろうとも・・そんな言葉もありましたね。


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